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claude-skill

Inventory your AI tools for preservation scope

Difficulty
上級
Setup time
3-6 hours
For
legal-ops-manager · in-house-counsel
Legal Ops

Stack

組織の AI ツール利用状況を保全スコープの棚卸しに変換する Claude スキルです。ツールごとに、プロンプトと出力がどこに残るのか、何がそれを削除しどの時計で動くのか、既存のリーガルホールドがそのデータに届いているのか、そしてその答えに応じてカストディアン質問票とホールド通知のどの文言を変えるべきかを整理します。バンドルは apps/web/public/artifacts/ai-data-source-inventory-skill/ に置かれ、SKILL.md と 3 つの参照ファイルを含みます。そのうち 1 つは初回実行前に自分で記入します。

このスキルは読み取り専用です。ホールドの設定も解除も行いません。どちらも、名前のある担当者に属する法的判断だからです。

埋めるギャップ

2023 年より前に作られたデータマップは、メール、チャット、ファイル共有、業務システムを挙げています。AI レイヤーはそれらと同じシステムに追加されたのに、マップには追加されませんでした。これに対する 2 つの定番の対応は、どちらも責任ある対応に見える形で間違っています。

1 つ目は、AI ツールを対処済みのセキュリティ課題として扱うことです。シャドー AI の調査はアプリ一覧とブロック設定を生み、その一覧は保管されます。この一覧が答えるのは「誰が何を使っているか」です。その利用がどんな記録を残すかについては何も語りません。そして保全が問うのはそれだけです。

2 つ目は、リテンションと保全を同じ事実だと考えることです。この 2 つは独立しており、両者が食い違う行こそが重要です。Microsoft 365 Copilot のチャットは、多くの組織がすでに運用している統制によって保全されています。プロンプトと応答はユーザー自身の Exchange Online メールボックス内の隠しフォルダーにコピーされ、そのメールボックスが Litigation Hold、delay hold、eDiscovery ホールド、または同じ場所を対象とする別のリテンションポリシーの下にある場合、完全削除は保留されると Microsoft が文書化しています。つまり、メールボックスにホールドがかかっているカストディアンは、誰かがそう決めたかどうかに関わらず、すでに Copilot チャットが保全されています。同じ製品の中で、Copilot のメモリーは逆方向に振れます。Purview のリテンションポリシーとラベルは Copilot メモリーには適用されず、メモリーにリテンションを強制する管理者向けの制御も存在しないと Microsoft は明言する一方で、保存されたメモリーと推論されたメモリーは eDiscovery と Graph Explorer で引き続き検出可能です。検出可能でありながら保護されていないという組み合わせは、データソースが取り得る最悪の組み合わせです。

使うべきとき

ホールドを発出しようとしていて、カストディアン別のソース一覧が AI レイヤー以前のものであるとき。相手方が chatbot のログやプロンプト履歴を名指しする ESI 要求や Rule 26(f) の提案を出してきたとき。防御可能な削除プログラムがまさに削除を始めようとしていて、AI レイヤーが何を複製し何を残すのかを誰も確かめていないとき。セキュリティ部門がシャドー AI の一斉調査を終え、その結果をセキュリティの観点ではなく記録管理の観点で読み直す必要があるとき。

使うべきでないとき

  • ホールドがすでに遅れている場合。 まず防御可能な最大範囲で通知を出し、棚卸しは後回しにします。棚卸しは通知を遅らせる理由になりません。
  • AI ツールが 8 個程度未満で、ID プロバイダーが 1 つ、すべて SSO 配下の場合。 4 つの管理コンソールを直接読んでください。この規模ではスキーマは過剰です。
  • 必要なのはデータの収集であって範囲の確定ではない場合。 references/2-retention-behavior-profiles.md はエクスポート経路の有無と実行できる人を記録しますが、実行はしません。
  • 管理コンソールにまったくアクセスできない場合。 発見以降のすべてのフェーズは、自分で読めるテナント設定に依存します。それがなければ、棚卸しの体裁をしたベンダーのマーケティング文言の一覧ができあがるだけです。
  • パート D を誰も埋めない場合。 references/1-ai-tool-discovery-sources.md の既知ツール台帳があるからこそ、未発見のツールが未登録として報告されます。台帳がなければ、すべての指摘が同じに読めてしまいます。

スキルが実際に行うこと

6 フェーズ、順序は固定。うち 2 つには強制停止があります。

フェーズ 1 は 4 つの発見面から収集します。 ID プロバイダーの許可、支出、エンドポイントとブラウザーのテレメトリー、そして既知ツール台帳です。これらを意図的に重複させているのは、それぞれ盲点の方向が違うからです。ID プロバイダーは個人カードで払われたツールを見られず、支出は無料プランを見られず、テレメトリーはテナント設定を見られず、台帳は誰かが書き留めたものしか見られません。1 つの面だけが見つけたツールは、3 つの面が見つけたツールとは信頼度の階級が異なります。そして問題を抱えているのはたいてい単一面の発見です。誰も調達しなかったツールは、誰も設定しなかったツールだからです。

フェーズ 2 は続行を拒否します。 面が 3 つ未満のとき、またはいずれかの面が 0 件を返したときです。0 件の面は COLLECTION FAILED として表示され、きれいな結果としては決して表示されません。この仕事に特有の失敗は、見つけやすかった 12 個のツールについての整った棚卸しです。

フェーズ 3 はツールごとにリテンションプロファイルを作ります。 材料はベンダー文書とテナント設定だけです。すべての項目に source_urlchecked_on の日付が付きます。どちらかを欠く項目は既定値に落とさず unknown と表示します。もっともらしい既定値こそ、棚卸しが静かに間違っていく道筋だからです。プロファイルはツール単位ではなく機能単位で分割します。Copilot のチャットと Copilot のメモリーは、答えが正反対の 2 行になります。

フェーズ 4 は到達可能性を 4 つの状態に分類します。 これが、この出力をデータマップから隔てる設計上の判断です。held は既存の統制がすでに及んでいる状態。retained-not-held はデータが存在し検出もできるのに、ホールドの仕組みが届いていない状態で、保全は「設定して忘れる」ものではなく期日付きの能動的な収集作業になります。not-retained は相互作用が持続的な記録を残さない状態です。Vault の Gemini アプリ対応は、Gmail や Docs の「Help me write」のように他の Google Workspace アプリに組み込まれた Gemini 機能には適用されない、それらの相互作用は同じようには保持されないため、と Google は述べています。vendor-held-only は、記録が自社のホールドの届かないベンダー側システムにしか存在しない状態で、これは IT の設定作業ではなく、法務が扱う占有・保管・支配の問題になります。

続いてテストを逆向きに走らせ、既存の各ホールドがどの AI ソースを暗黙のうちに巻き込んでいるかを列挙します。過剰保全は報告すべき指摘です。レビュー量を膨らませ、AI との対話は保全していないと明記した文書化済みのスケジュールと矛盾するからです。

フェーズ 5 と 6references/3-custodian-questionnaire-deltas.md をもとに質問票と通知の差分を導き、retained-not-heldvendor-held-only の行を先頭に据えて報告します。今週中に判断が要るのはその 2 つだからです。

コストとスループット

予算になるのは計算資源ではありません。このスキルはエクスポートとベンダー文書を読みます。プロファイル 1 件の記述はおよそ 600-900 出力トークンなので、40 ツール規模でもモデル費用は 1 ドルをかなり下回ります。

人的コストが全体の数字であり、これは実測ではなく見積もりです。エクスポートが揃っている前提で 4 つの面を引き出すのに 2-4 時間、その後ツール 1 つあたり文書確認とテナント検証で 15-30 分を見込んでください。40 ツールなら初回は 10-20 時間、その大半がフェーズ 3 です。発見リファレンスのパート D は残るので、2 回目の実行は差分となり、初回の何分の 1 かで済みます。案件ごとに、そして常時の備えとして四半期ごとに再実行してください。

失敗モード

  • 「保持されている」と「ホールドが届いている」を混同する。 チームは、どのホールドも実際には生み出していないカバレッジを報告します。ガード: reachable_by_existing_hold は推論できません。スキーマは到達を成立させている具体的な統制の名指しを要求し、ベンダーが自社の目的で行うリテンションはこれに該当しません。
  • アプリの画面を見て保全を確認する。 ガード: AI アプリ上で見えているメッセージは、それが保持されているのか完全に削除されたのかを正確に反映しないと Microsoft は述べています。フェーズ 4 の検証は、既知のカストディアンに対して eDiscovery 検索を実行しヒット数を返すことであり、スクリーンショットではありません。
  • 設定したリテンション期間を削除日として読む。 Microsoft 自身の計算例では、1 日後に削除するポリシーでも、項目が eDiscovery で返らなくなるまで最大 16 日かかります。タイマージョブが 1-7 日周期で動き、SubstrateHolds フォルダーがさらに最低 1 日を足すためです。ガード: スキーマは policy_periodobserved_deletion_lag を分離し、防御可能な削除の証明には後者を引用します。
  • ライセンスがあれば取り込まれていると思い込む。 Purview のリテンション対象が ChatGPT、Google Gemini、消費者向け Copilot、DeepSeek に届くのは、コンテンツキャプチャを有効にした collection policy が設定されている場合だけで、それには Content contains classifiers 条件を All にする必要があります。しかも生成 AI と共有されたファイル内のコンテンツは含まれないと Microsoft は明記しています。ガード: collection policy の状態は組織単位の前提ではなく、ツールごとのテナント設定項目として記録します。
  • ベンダーの条件を不変とみなす。 New York Times の訴訟における保全命令は、通常なら削除されていた出力ログデータの保存を OpenAI に義務づけましたが、この義務は 2025-09-26 に終了し、命令は 2025-10-09 に合意により終了しました。Google Vault が Gemini アプリ向けのリテンションルールと litigation hold を備えたのは 2026-06-11 です。これらの日付の片側で書かれた棚卸しは、反対側では誤りになります。ガード: 各プロファイルは checked_on を持ち、再確認間隔を過ぎたものは unverified と表示され、レポートのヘッダーで件数として数えられます。
  • 棚卸しが人事文書になる。 未承認の行為をした個人を名指しした瞬間にそうなり、協力体制は崩れます。ガード: フェーズ 1 はツールと件数に集約します。カストディアン単位の詳細は run_dir/custodians/ に書き出してパスで参照し、レポート本文には決して埋め込みません。

代替案との比較

eDiscovery ベンダーの AI ソースコネクタと比べて。 Onna、Exterro、Reveal はクラウドソースからの収集を販売しており、案件があってデータを取り出す必要があるなら、コネクタは毎回自作に勝ります。解くのは隣の問題です。それでもどのコネクタを買うべきかを知るには棚卸しが要りますし、そもそもエクスポート経路のないソースにコネクタは存在しません。retained-not-held の行があるのはまさにそこです。

Purview DSPM for AI 単体と比べて。 Microsoft 中心の環境では、利用できる発見面として最も強力であり、このバンドルもその 1 つとして使います。ただし答えになりきらない限界が 2 つあります。報告するのは AI アプリの利用状況であって、その利用が何を残すかではないこと。そして Microsoft 以外のツールへの到達がブラウザー面と、多くのテナントが設定していない collection policy に依存することです。

IT にアプリ一覧を尋ねる方法と比べて。 最速の選択肢であり、返ってくる答えは SSO の一覧です。これは SSO を経ない利用と個人アカウントの利用を構造的に除外します。その除外された集団こそ保全の状態が最も悪いので、最速の方法は、指摘が眠っているまさにその場所に盲点を持つことになります。

スプレッドシートと比べて。 大半のチームが実際にやっていることなので、これが正直な比較です。10 ツールなら十分です。書き直す価値がないのは、source_url を必須とするプロファイルスキーマ、4 状態の分類、そして逆向きのホールドテストです。自分でスプレッドシートを作るときに人が間違えるのは、ちょうどこの 3 つだからです。

関連: この棚卸しが供給する面談については ediscovery-custodian-questionnaire-skill、通知の実務については legal-hold-process、そして指摘の多くが通るテナント側のツールについては microsoft-purview-ediscovery を参照してください。

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