Harvey vs Casetext (CoCounsel)
Compare side-by-side
| Harvey | Casetext (CoCounsel) | |
|---|---|---|
| Pricing | custom | custom |
| Score | 8.8 | 5 |
| AI-native | Yes | Yes |
| MCP | Yes | No |
| API | Yes | No |
| Integrations | microsoft-365 sharepoint ironclad salesforce | microsoft-word dropbox |
この比較は、2025年4月1日に Thomson Reuters が Casetext を停止して以来、片側が死んでいます。TR は2023年に6億5000万ドルで買収し、2025年2月1日から casetext.com のリダイレクトを開始、その2か月後に単独プラットフォームを廃止しました。CoCounsel の skill 群は生き残り、現在は Thomson Reuters CoCounsel の中で、弁護士単位・Westlaw のコーパスを土台にして販売されています。実際に成立するプラットフォーム対決は Harvey vs Thomson Reuters CoCounsel にあります。
このページを残す理由は、この組み合わせの背後にあった論点も崩れているからで、そちらのほうが見えにくい点です。Harvey と Casetext を比べていた人が量っていたのは、具体的な取引でした。自社文書の上で動くフロンティアモデルの品質か、小規模事務所でも契約できる価格で得られる根拠付きの判例調査か、という取引です。その両側が動きました。Harvey はいまや一次法源に直接届き、法律調査 AI の安価な側はもう1席200ドルではありません。その取引を頭に入れてここに来たのなら、それは誤った取引です。
Casetext を正当化していた調査面のギャップは埋まった
Casetext が Harvey に対して持っていた構造的な論拠は、引用の根拠付けでした。Harvey は事務所の文書の上で優秀なモデルを走らせましたが、ある判例がまだ生きた法かどうかは答えられませんでした。それは2025年に成り立たなくなりました。
LexisNexis と Harvey は2025年6月に戦略的提携を発表し、LexisNexis の一次法源と Shepard’s Citations を Harvey のプラットフォーム内に持ち込みました。Ask LexisNexis は2025年8月12日に全 Harvey ユーザー向けのオープンベータに入りました。自然言語の質問を、米国の連邦・州の判例法、制定法、行政規則、行政機関決定に対して処理し、全文へリンクするピンポイントの引用と、その典拠がなお有効かを確かめる Shepard’s のシグナルを返します。回答を生成するのは LexisNexis がファインチューニングしたモデルで、LexisNexis のインフラ上で動きます。Harvey のモデルが収集した判例テキストを読んでいるのではありません。
これが、この結論を動かす具体的な証拠です。これで Harvey が調査データベースになるわけではありません。「Harvey には検証された一次法源がない」という主張が、2024年には正確で、いまは正確でなくなった、ということです。埋まっていない部分にも注意してください。Westlaw のコーパスに対する同等の根拠付けは、KeyCite とともに今も CoCounsel のものであり、Westlaw で引用の作法を身につけた訴訟弁護士に代替物が提示されているわけではありません。
それ以外のすべてで Harvey が引き離した点
Casetext が正しかった点と、それを誰が継ぐか
Casetext の本当の製品はモデルではありませんでした。checkout でした。単独開業の弁護士がカードを入力すれば、その日の午後には作業できました。Westlaw の契約も、調達プロセスも、席数の下限もありません。この比較の中に、それを継ぐものはありません。
Thomson Reuters は小規模事務所向けの数字だけを公開し、そこで止まります。Westlaw Advantage with CoCounsel Essentials は、All States & Federal のカバレッジ、1年契約、単独開業の弁護士で1ユーザーあたり月額639.20ドルです。ベンダーが公開している期間割引は2年で12%、3年で18%。オンライン価格が見られるのは弁護士10人までの事務所に限られ、それを超えると営業サイクルになります。つまり Casetext の後継に最も近いものは、Casetext が請求していた額の約3.2倍で、セルフサービスの天井は弁護士10人です。
価格の現実
Harvey は価格を公開したことがなく、いまも公開していません。ツールのエントリに開始価格がないのは、載せる数字が存在しないからです。2026年を通じた第三者の報告は、mid-market の事務所で基本席を1ユーザーあたり月額1,200ドル前後に集約させており、レンジはおよそ1,000ドルから2,000ドル超です。LexisNexis をバンドルした席は1ユーザーあたり月額2,400ドル近辺と推定され、機能範囲を絞った階層は399ドル近辺と報告されています。席数の下限は20から50、期間は12か月で、2年から3年が増えており、上限を交渉しない場合の年次上昇は10%から25%です。これらはすべて方向性としてのみ扱ってください。どれもベンダー公表ではなく、情報源ごとのばらつき自体が所見です。
Casetext のおよそ1ユーザーあたり月額200ドルに対して、Harvey の報告されている基本席で6倍、Lexis をバンドルした席では約12倍になります。後者こそ、Casetext がやっていたことを実際に置き換える構成です。上で述べた一次法源の根拠付けは無料ではなく、その差額はおおよそ Casetext の購読1本分にあたります。
導入の手間
Casetext は即日でした。Harvey は調達プロジェクトです。セキュリティレビュー、文書の取り込み、事務所の先例に対するチューニング、利用者トレーニングが必要で、ベンダーが示す営業サイクルは約6か月です。CoCounsel はその中間で、小規模事務所が Essentials をオンラインで買うなら数日、Westlaw と統合した本格導入ならもっとかかります。評価に使える期間が1週間なら、この3つのうち評価できるのは1つだけで、それは Harvey ではありません。
結論
Harvey を選ぶのは、AmLaw 級の事務所か大規模な社内法務チームで、業務が調査だけでなく個別ワークフローの自動化と大量の文書分析でもあり、自社の先例でチューニングされたプラットフォームが欲しく、6桁ドルの年間コミットと数か月の立ち上げ期間がすでに予算項目になっている場合です。一次法源の調査が業務に含まれるなら、LexisNexis をバンドルした構成を買ってください。Casetext を置き換えるのは基本席ではありません。
Casetext は選べません。 購入できないからです。レビューサイトや、まだ現役として載っている調達シートから価格を見積もっているなら、その数字は1年以上古いものです。
Casetext の価格帯を求めて来たのなら、上ではなく横に動いてください。 Spellbook は Word の中で取引文書のドラフティングとレビューを扱い、Legora は調査コーパスに縛られないドラフティングとレビューを扱い、Claude は自分で用意した文書を分析します。ガード:3つとも引用検証付きの一次法源調査は行わないので、裁判所に提出するものは今もツールの外で Shepard’s か KeyCite の確認が必要です。
決めきれず、Westlaw がすでに費用項目になっているなら、CoCounsel を買ってください。 すでに持っているコーパスに一度だけ払うことになりますし、モデルのレイヤーはコンテンツのレイヤーより速くコモディティ化します。どちらのデータベースにも払っておらず弁護士が10人未満なら、それでも CoCounsel が選択肢です。ここで唯一、上限のある公開価格を持つ選択肢だからです。
注視すべき2点